!-->
ダイナミック細胞チップが
 「動物実験を減らす」「再生医療に貢献する」

細胞遊走のナビゲーション


細胞ナノシート

   細胞を培養する技術の急速な進歩によって細胞工学の可能性がどんどん拡大しています。組織再生による先進医療,細胞による医薬品の生産や試験,そして半導体チップと神経細胞を融合した細胞エレクトロニクスの研究などが進展しています。中でも,動物実験に対する規制が急速に強まる状況を受け,「細胞チップ」による薬効試験や新規化合物の安全性試験に関する技術革新が急務です。  我々が開発した「電気化学バイオリソグラフィー」は,生理環境下で多種類の細胞をダイナミックに配列・固定できる独自技術で,細胞の遊走や増殖もコントロールできるため,細胞チップの基盤技術として注目されています。  再生医療への展開を見据え,隔膜型の培養システムやゲルを用いた3D培養系の開発も進行中です。

Langmuir, (2006) 22, 10784
Biotechnol. Bioeng., (2007) 98, 919
Sensors and Actuators B, (2007) 128, 5  
Biomaterial Science (2014) 2, 252
Advanced Materials (2004) In press